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施工管理は国家資格?施工管理技士6種類と1級2級の一覧

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📑 目次(タップで開く)
  1. 結論:施工管理技士は国家資格|6種類×1級2級の一覧
  2. 6種類の施工管理技士が担当できる工事
  3. 1級と2級で変わること:主任技術者と監理技術者
  4. 「6種類」と「7種類」はどちらが正しいか
  5. 無資格でも施工管理はできる|国家資格で変わること
  6. どの種目から取るか:選び方の3軸
  7. 受験資格と申込は実施機関の公式で確認する
  8. ケーススタディ:秋山さんが種目を選んだ話
  9. よくある誤解と失敗
  10. まとめ

結論から言うと、施工管理技士は建設業法に基づく国家資格です。民間の検定でも会社独自の資格でもなく、国が定めた技術検定に合格して得られる公的な資格です。種目は建築・土木・電気工事・管工事・電気通信工事・造園の6つで、建設機械施工管理技士を加えると7つ。各種目に1級と2級があります。まず、この6種類×1級2級が「何の工事を担当できるか」を一覧で示します。そのうえで、無資格でも施工管理はできる中で、資格を取ると何が変わるのかを切り分けて説明します。

この記事でわかること:

  • 施工管理技士は国家資格であること、6種類(建設機械を含めれば7種類)の担当工事の一覧
  • 1級と2級で置ける立場(主任技術者・監理技術者)がどう変わるか
  • 無資格でも施工管理はできる中で、国家資格を取ると何が変わるか

結論:施工管理技士は国家資格|6種類×1級2級の一覧

施工管理技士は、建設業法に基づく「施工管理技術検定」に合格した人に与えられる国家資格です。まず、代表的な6種目が何の工事を担当し、どこが試験を実施しているかを一覧にします。

種目 担当できる主な工事 試験の実施機関(窓口)
建築施工管理技士 ビル・住宅・商業施設などの建築 建設業振興基金
土木施工管理技士 道路・橋・トンネル・造成・河川 全国建設研修センター
電気工事施工管理技士 送電・受変電・照明・配線などの電気設備 建設業振興基金
管工事施工管理技士 空調・給排水・ガスなどの配管設備 全国建設研修センター
電気通信工事施工管理技士 通信回線・LAN・防犯カメラなどの通信設備 全国建設研修センター
造園施工管理技士 公園・緑地・外構・道路緑化 全国建設研修センター

この6種目それぞれに1級と2級があります。国家資格なので、勤め先が変わっても資格そのものは有効で、全国どの現場でも通用します。ここに「建設機械施工管理技士」(日本建設機械施工協会が実施)を加えると7種目になり、記事によって「6種類」「7種類」と表記が分かれるのはこのためです。数え方が違うだけで、どちらも国家資格である点は変わりません。次に、それぞれの種目が具体的に何を担当するのかを掘り下げます。

6種類の施工管理技士が担当できる工事

一覧表の6種目を、担当する工事の中身から見ていきます。自分が働きたい現場に近いものを探してください。

建築施工管理技士は、ビル・マンション・住宅・商業施設といった「建物」をつくる工事の管理を担います。もっとも現場数が多く、汎用性が高い種目です。仕事の中身は建築施工管理の仕事内容で詳しく解説しています。

土木施工管理技士は、道路・橋・トンネル・ダム・造成・河川など、建物以外の社会インフラをつくる工事の管理です。公共工事の比率が高いのが特徴で、土木施工管理の仕事内容にまとめています。

電気工事施工管理技士は、送電・受変電設備、建物内の照明・コンセント・配線など、電気設備工事の管理を担当します。設備系のなかでも需要が安定した種目です。

管工事施工管理技士は、空調・給排水・ガス・ダクトなど「管」に関わる設備工事の管理です。建物が動くために不可欠な設備で、専門性が評価されやすい領域です。

電気通信工事施工管理技士は、通信回線・LAN・携帯基地局・防犯カメラ・入退室管理などの通信インフラ工事の管理です。2019年度に新設された比較的新しい種目で、通信需要の伸びを背景に注目されています。電気工事施工管理技士との違いも参照してください。

造園施工管理技士は、公園・庭園・緑地・外構・道路緑化など、緑や景観に関わる工事の管理です。担当する工事の性格が他種目と大きく異なる、専門色の強い種目です。

このように、施工管理技士は「どの工種の現場を管理できる技術者か」を種目で示す資格です。だから、自分が就きたい現場の工種と種目を合わせるのが選び方の出発点になります。

1級と2級で変わること:主任技術者と監理技術者

各種目には1級と2級があり、違いは「どの立場で現場に配置できるか」です。建設業法は、工事現場ごとに一定の資格を持つ技術者の配置を義務づけています。その配置できる立場が、1級と2級で変わります。

区分 置ける立場 できることの範囲
2級施工管理技士 主任技術者 すべての工事現場に配置できる基本の立場
1級施工管理技士 監理技術者・主任技術者 大規模な下請発注をする現場にも配置できる

主任技術者は、すべての建設工事の現場に配置が義務づけられる技術者です。2級施工管理技士は、この主任技術者になれます。一方で監理技術者は、元請が大規模な下請発注をする現場に配置が必要な、より上位の立場です。1級施工管理技士は、この監理技術者になれます。

なお、監理技術者の配置が必要になる下請金額の基準は、2025年4月の建設業法施行令改正で引き上げられ、現在は下請代金の総額5,000万円以上(建築一式工事は8,000万円以上)が目安です(2026年7月時点)。金額の基準は近年たびたび改定されているため、最新値は必ず国土交通省の公式情報で確認してください。数字を覚えるより、「2級=主任技術者、1級=監理技術者にもなれる」という役割の差を押さえるのが実務的です。1級と2級の違いは1級施工管理技士とは2級施工管理技士とはでさらに詳しく解説しています。

「6種類」と「7種類」はどちらが正しいか

施工管理技士を調べると、「6種類」と紹介する記事と「7種類」と紹介する記事があり、混乱しやすいポイントです。結論はこうです。

  • 6種類:建築・土木・電気工事・管工事・電気通信工事・造園
  • 7種類:上の6つ+建設機械施工管理技士

建設機械施工管理技士は、油圧ショベル・ブルドーザー・クレーンといった建設機械を使う工事の施工管理を担う国家資格で、実施機関が他の6種目(建設業振興基金・全国建設研修センター)とは別の日本建設機械施工協会である点が特徴です。この種目を含めるかどうかで、種類の数え方が変わります。どちらの数え方も間違いではありません。求人や資格の話で「6種類」「7種類」のどちらを見ても、指しているものはほぼ同じだと理解しておけば十分です。

建設機械を「動かす人」ではなく「整備・修理する人」の仕事に関心がある場合は、施工管理技士とは別系統の資格になります。その領域は建設機械整備の転職記事で扱っています。

無資格でも施工管理はできる|国家資格で変わること

ここが誤解されやすい点です。施工管理技士の資格がなくても、施工管理の実務そのものはできます。未経験・無資格で建設会社に入り、先輩について写真整理・工程確認・職人との調整などから覚えていくのが一般的なスタートです。求人にも「未経験・無資格歓迎」は数多くあります。無資格から現場監督になる道筋は現場監督のなり方で具体的に解説しています。

では、国家資格を取ると何が変わるのか。主に次の3つです。

  • 配置技術者になれる:法律上、現場に置く義務がある主任技術者・監理技術者は有資格者でないと務まりません。資格があると、任される現場と責任の幅が広がります
  • 会社の受注力に直結する:建設業許可や公共工事の入札では、有資格者の数が会社の評価に影響します。有資格者は会社から必要とされやすい存在です
  • 評価・待遇に反映される:多くの会社が資格手当を設けており、資格は基本給・昇進にも効きます。手当のしくみは施工管理技士の資格手当を参照してください

つまり、資格は「施工管理ができるかどうか」ではなく、「どこまで任せられ、どう評価されるか」を左右します。無資格で現場に入り、実務経験を積みながら受験資格を満たして取得する、という順序が現実的です。

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どの種目から取るか:選び方の3軸

種目が6つ(7つ)あると、どれを取るか迷います。次の3つの軸で考えると絞りやすくなります。

軸1:今いる/目指す現場の工種に合わせる。 もっとも基本的な考え方です。ビル・住宅なら建築、道路・橋・造成なら土木、電気設備なら電気工事、配管・空調なら管工事、と担当する工事に対応する種目を取ります。会社の主力工事から逆算するのが確実です。

軸2:求人で求められている資格から逆算する。 転職や昇進を意識するなら、志望先の求人票で歓迎・必須とされている資格を見て、そこに合わせます。需要のある種目を取れば、そのまま市場価値につながります。

軸3:汎用性と現場数で選ぶ。 どうしても決められない場合は、現場数が多く応用の利く建築か土木から検討する人が多い傾向です。ただし「取りやすさ」だけで選ぶと、自分の現場で使えない資格になりかねないので、軸1・軸2を優先してください。

なお、まず2級から取って主任技術者になり、実務経験を積んで1級へ進むのが王道です。どの種目でも、未経験がまず何を取るかは未経験が最初に取る資格、資格全体の地図は建設業で役立つ資格の全体像にまとめています。

受験資格と申込は実施機関の公式で確認する

種目を決めたら、受験資格と申込方法を確認します。ここで注意点があります。施工管理技術検定の受験資格(必要な実務経験年数など)は、近年たびたび改定されています。2024年度の制度改正では、第一次検定を一定年齢以上ならいきなり受けられるようになるなど、要件が緩和されました。ネット上の古い記事は改定前の年数を載せていることがあるため、必ず一次情報で確認してください。

種目ごとの実施機関(申込先)は次のとおりです。

  • 建築施工管理技士・電気工事施工管理技士:建設業振興基金
  • 土木・管工事・電気通信工事・造園施工管理技士:全国建設研修センター
  • 建設機械施工管理技士:日本建設機械施工協会

第一次検定に合格すると「技士補」、第二次検定にも合格すると「施工管理技士」になれる、という2段階の枠組みです。受験資格の詳細は施工管理技士の受験資格でも整理していますが、申込前には必ず上記の実施機関の公式ページで最新の要件・日程・受検料を確認してください(2026年7月時点で改定が続いています)。

ケーススタディ:秋山さんが種目を選んだ話

秋山さん(26歳)は、未経験で設備工事の会社に入社しました。入社時は無資格で、先輩について空調・給排水の現場を覚えるところからスタートしました。1年ほど実務を積んだころ、「そろそろ資格を」と考えたものの、施工管理技士に種目があること自体を知らず、どれを取ればいいか迷っていました。

秋山さんは、この記事の軸に沿って考えました。自分の会社の主力は空調・給排水の配管工事(軸1)、求人票を見ても設備系サブコンは管工事施工管理技士を求めていた(軸2)。そこで管工事施工管理技士の2級を目標に定めました。実施機関である全国建設研修センターの公式ページで受験資格と日程を確認し、まず技士補となる第一次検定から挑戦する計画を立てました。

秋山さんが振り返るのは、「最初は6種類も7種類も違いがわからず、なんとなく難易度ランキングで選ぼうとしていた。でも、自分の現場の工種に合わせるのが正解だった」という点です。種目選びは、難易度や取りやすさではなく、自分が管理したい工事から決めるのが遠回りにならないコツです。

よくある誤解と失敗

施工管理技士の資格をめぐって、つまずきやすい点を整理します。

  • 「資格がないと施工管理の仕事に就けない」という誤解:実務は無資格でもできます。資格は配置技術者になれる点と待遇に効くもので、就職の可否ではありません
  • 難易度ランキングだけで種目を選ぶ失敗:取りやすさで選ぶと、自分の現場で使えない資格になりがちです。工種に合わせるのが先決です
  • 古い受験資格の情報を鵜呑みにする失敗:受験資格は改定が続いています。ネット記事の年数ではなく、実施機関の公式で確認してください
  • 1級をいきなり狙って挫折する:1級は実務経験の要件が重く、難易度も上がります。まず2級で主任技術者になり、段階的に1級を目指すほうが現実的です
  • 建設機械施工管理技士と建設機械整備技能士の混同:前者は建設機械を使う工事の「施工管理」、後者は建設機械を「整備・修理」する技能の資格で、まったく別物です

これらはいずれも、「資格の位置づけ」と「自分の現場」を先に押さえておけば避けられます。

まとめ

施工管理技士は、建設業法に基づく国家資格です。建築・土木・電気工事・管工事・電気通信工事・造園の6種目(建設機械を含めれば7種目)があり、それぞれに1級と2級があります。2級は主任技術者、1級は監理技術者にもなれる立場で、担当できる工事の幅と責任が変わります。無資格でも施工管理の実務はできますが、資格は配置技術者になれる点・会社の受注力・待遇に効きます。種目は「自分の現場の工種」から選ぶのが基本で、まず2級から段階的に進むのが王道です。受験資格は改定が続くため、種目を決めたら実施機関の公式で最新の要件を確認してください。次の一歩として、勉強アプリ・教材の選び方1級土木の合格率建設業で役立つ資格の全体像もあわせて確認すると、取得までの道筋がはっきりします。

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よくある質問

Q. 施工管理技士は国家資格ですか?

A. はい、国家資格です。建設業法に基づく施工管理技術検定に合格すると「施工管理技士」の称号が得られます。建築・土木・電気工事・管工事・電気通信工事・造園の各種目に1級と2級があり、建設機械施工管理技士を含めると7種目です。国家資格なので、取得すれば会社が変わっても資格そのものは有効です。

Q. 施工管理技士は6種類ですか、7種類ですか?

A. 数え方で変わります。建築・土木・電気工事・管工事・電気通信工事・造園の6種目に、建設機械施工管理技士を加えると7種目です。「6種類」と紹介する記事は建設機械を除いた分類、「7種類」は建設機械を含めた分類です。どちらも間違いではなく、国家資格である点は共通です。

Q. 施工管理は資格がないとできませんか?

A. いいえ、無資格でも施工管理の実務はできます。未経験・無資格で入社し、先輩について現場を覚えるのが一般的です。ただし、工事現場に法律上配置が義務づけられる「主任技術者・監理技術者」になれるのは施工管理技士などの資格保有者です。資格は仕事の可否ではなく、任せられる役割と待遇に効きます。

Q. 1級と2級の施工管理技士は何が違いますか?

A. 置ける立場が違います。2級はすべての工事現場に配置義務がある「主任技術者」になれ、1級はそれに加えて大規模な下請発注をする現場に置く「監理技術者」になれます。1級のほうが担当できる工事の幅と責任が広く、評価・待遇も上がりやすい位置づけです。まず2級から入り、実務を積んで1級を目指す人が多くいます。

Q. どの種目の施工管理技士を取ればいいですか?

A. 今いる、または目指す現場の工種に合わせるのが基本です。ビル・住宅なら建築、道路・橋・造成なら土木、電気設備なら電気工事、配管・空調なら管工事です。求人で求められる資格や、会社の主力工事から逆算して選びます。迷ったら、汎用性が高く現場も多い建築か土木から検討する人が多い傾向です。

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この記事を書いた人

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